介護 業界関連ニュース速報 「施設系サービス 脱おむつや褥瘡なしで報酬増」

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施設系サービス 脱おむつや褥瘡なしで報酬増 アウトカム評価を導入

介護療養型医療施設を除く施設系サービスで、既存の褥瘡マネジメント加算(介護医療院は褥瘡対策指導管理)と排せつ支援加算について、アウトカム評価が導入されることになりました。また両加算の算定対象に看護小規模多機能型居宅介護が追加されることになりました。

■ 褥瘡マネジメント加算

<現行>

褥瘡マネジメント加算10単位/月 (3月に1回を限度とする)
<改定後>
加算(Ⅰ)と(Ⅱ)を新設する(併算は不可)。加算(Ⅰ)は毎月利用者1人あたり3単位を、加算(Ⅱ)は13単位を算定できる。また現行では3月に1回を限度とされているが、毎月の算定が可能になる。
加算(Ⅰ):
入所者等ごとに褥瘡の発生と関連のあるリスクについて、施設入所時等に評価するとともに、少なくとも3月1回評価を行い、その評価の結果等のデータを介護保険の新たなデータベース「LIFE」に提供するとともにその時系列の変化などのフィードバックを活用し、PDCAサイクルによりケアの質の向上を図る。評価の結果、褥瘡の発生リスクがある入所者等ごとに、医師・看護師・介護職員・管理栄養士・介護支援専門員等が共同で、褥瘡管理に関する褥瘡ケア計画を作成する。計画に従い褥瘡管理を行うとともに、その管理の内容や入所者の状態について定期的に記録する。また評価に基づき、少なくとも3月に1回は計画を見直す。
加算(Ⅱ):

加算(Ⅰ)の要件に加えて、褥瘡の発生リスクがある入所者に褥瘡が発生しない場合に算定できる。

■ 排せつ支援加算

<現行>
排せつ支援加算 100単位/月(6月を限度とする)
<改定後>
加算(Ⅰ)~(Ⅲ)の3段階の設定にする。加算(Ⅰ)は毎月、利用者1人当たり10単位を、加算(Ⅱ)は15単位、加算(Ⅲ)は20単位をそれぞれ算定できる。現行では6月を限度とされているが、それを超えて算定が可能になる。
加算(Ⅰ):
排せつ介護を要する入所者ごとに、要介護状態の軽減の見込みについて、医師又は医師と連携した看護師が施設入所時等に評価するとともに、少なくとも6月に1回評価し、その評価結果等のデータを科学的介護情報システムに提供するとともにそのフィードバックを活用する。評価の結果、適切に対応することで要介護状態の軽減が見込まれる者について、医師・看護師・介護支援専門員等が共同して、排せつに介護が必要な原因を分析し、それに基づいた支援計画を作成する。計画に基づいた支援を継続し、評価に基づき、少なくとも3月に1回計画を見直す。
加算(Ⅱ):
加算(Ⅰ)の要件に加えて、施設入所時等の評価の結果、要介護状態の軽減が見込まれる者について、施設入所時等と比較して、排尿・排便の状態の少なくとも一方が改善するとともに、いずれにも悪化が無いことが必要。又はおむつの「使用あり」から「使用なし」に改善している場合に算定できる。
加算(Ⅲ):
加算(Ⅰ)の要件に加えて、施設入所時等の評価の結果、要介護状態の軽減が見込まれる者について、施設入所時等と比較して、排尿・排便の状態の少なくとも一方が改善するとともに、いずれにも悪化が無いことが必要。さらに、おむつの「使用あり」から「使用なし」に改善している場合に算定できる。

今年4月の介護報酬改定では上記のように、

寝たきり防止、重度化防止の取り組みの推進を目的として、自立支援・重度化防止の成果をみるアウトカム評価の考え方が介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設、介護医療院、看護小規模多機能型居宅介護の報酬体系に初めて組み込まれます。
内容は現行のものからより細かく、複雑な建て付けになっています。
ここでもまた、当たり前のことをやるために、現場の負担が増えそうです。

2021.01.30