介護業界情報
厚労省、寝たきり予防で介護施設に新加算を創設
厚生労働省が来年4月の介護報酬改定で、利用者の廃用や寝たきりの予防を支援する取り組みの実施を促す新たなインセンティブを、特養や老健などの施設サービスに導入する方針を決めました。
【要件のアウトライン】
- すべての利用者について、リハビリテーション・機能訓練や日々の過ごし方の見直しなどで状態の改善を図れるかどうか、医師の関与のもとで十分なアセスメントを実施する。
- 医師、ケアマネジャー、介護職員が連携して会議を開き、リハビリ・機能訓練や日々の過ごし方などの計画を策定する。
- 計画に沿ったサービスを提供する
- CHASEへ情報を提供してフィードバックを受け、計画の見直しにつなげるなどPDCAサイクルを回していく。
具体的には、離床や座位保持の時間、食事や排せつの場所・方法、社会参加活動の有無などに着目した取り組みを促す方針のようです。
単位数等詳細は年明けに公表される予定となっています。
さまざまな角度から「CHASE」への情報提供をベースにした施策が拡がってきています。
今後当面、介護業界各法人は「CHASE」としっかり向き合い、現状の業務改善図っていくことが必須となりそうです。
2020.12.28